優勝しました。

色々と落ち着いてきたので書きます。
iPad、iPhoneを使ったパフォーマンスコンテスト、Applayersコンテストにてtigerlily名義で優勝しました。
率直な感想は「まさか自分が…」的な感じです。表情はいわゆる「私の年収低すぎ!?」でお願いしたいです。

今回は2次審査で投票、3次でもトーナメント制という試されてばっかりなコンテストでしたが、
tigerlily名義でタイマンでは負けないジンクスが発動したようでなりよりです。2次は推薦でギリギリ通りましたが。。

というわけで、どんな演奏をしたのか解説したいと思います。
大会の映像アーカイブが公開されていますので、そちらを見ながらだとより分かるかと思います。
アドレスはこちら。



Video streaming by Ustream

◆予選(僕の演奏は01:07:45あたり)
3次審査はトーナメント制で、僕は他2組と争う形となってました。
皆さんガッツリしたものを放り込んでくることを予想していたし全体的な演奏順も終盤だったので、緩やかな演奏のほうが映えると判断し、かなりアナログな方法で臨むことにしました。
それはiPadをリアルタイムで演奏したものをその場でサンプリングして、音を重ねていき曲を展開させる、という方法。
文字で書くとカナリややこしく感じますが、映像だとかなりシンプルに見えるはずです。
でも演奏するだけだと芸が無いので、今回はボコーダーも使ってみることにしました。

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まず左のiPad miniから。
アプリは今年の2月に出たばかりの「VIO」というものを使いました。幻想的なボコーダー音がするアプリで、Autotuneのようにある程度ピッチも補正してくれる役割もあります。スケール変更が出来ないみたいで、使いたい音色のスケールがCメジャーだったのでそこから曲を練ることに。

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当然iPad miniに直接マイクは接続できないので、専用のインターフェースを購入しました。
まだlightningコネクタに対応しているものが少ないので、イヤホンジャックに接続できる「TASCAM iXZ」をチョイス。
値段の割にかなりしっかり動作します。ノイズも全然無くてすごいです。単三電池×2で動作して、コンデンサマイクも使えます。

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実はダイナミックマイクも持っていなかったので、たまにしか使わないしーと思い「BEHRINGER XM8500」を購入。
これも1680円とは思えない音質で、ベリンガーは庶民の味方だなあと思ったり。
最初に一瞬「iKaossilator」を出してますが、あれはテンポ確認だけに使用していました。メトロノームアプリ持ってないんすよねw

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次に右のipad2。
シンセ音には「Sunrizer」というアプリを使いました。イチから音が作れるアプリで、かなり重宝してます。出音もすばらしいです。

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ドラムはあえての「DM1」を使いました。最近無料になったらしいですね。
iPad2では若干のレイテンシーがあるんですが、慣れれば大丈夫なレベル。結構音色があって、使い勝手が良いのでセッション系ではよく使ってます。

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やはりiPad2のディスプレイからの鍵盤演奏は的中率が低いため、今回は直接接続できるMIDIキーボード「M-AUDIO Keystation Mini 32」を使いました。カバンに入る薄さですが、microKORGなんかと弾き心地は殆ど変わりません。オススメです。

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今回の要。足元のエフェクターについてです。
最近発売した「Flashback x4」を使ってみました。
もとはディレイ専用のエフェクターですが、ループサンプラーとしても使えます。
これ系は操作が煩雑なものが多いんですが、この機種は単純明快です。説明書を読まなくてもある程度使えました。
すばらしいのが録音したトラックのアンドゥ・リドゥスイッチがあること。このおかげで例えば、

ピアノバッキングを録音→ドラムを録音→ピアノ音・ドラム音がループ→スイッチを押す→ドラム音が消える→スイッチを押す→ドラム音がループ

みたいなことが可能です。なのである程度の曲の展開みたいなことも出来ます。便利!
あと特筆すべき点は録音したループ音が高品質なこと。殆ど劣化せずに再生されてます。ループした瞬間に原音と少し違う感じで再生される機種が割と多いので、ここは地味に嬉しいですね。

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チラチラ見えてるミキサーはBEHRINGERの「XENYX 802」。滅茶苦茶安いのにフツーに使えるので、結局このメーカーに落ち着いてます。半年ごとに買い換えてもMACKIEミキサーよりも安いですねw

肝心の演奏なんですが、実はあともうひと展開という所でSunrizerがハングアップして音が出なくなってしまい、無理矢理終わらせるという悲劇があったり。やっぱiPad2のメモリーでは厳しいところがあるんでしょうね。早く新しいiPad欲しいです。。

◆決勝戦(僕の演奏は01:45:07あたり)
こちらは予選と打って変わって、かなりシンプルな機材で臨みました。

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左のiPad2に「iKaossilator」、右のiPad miniに「Samplr」を使っています。
この演奏に関しては以前に記事にしていますので、詳しくはこちらをご覧ください。

久しぶりのiPad演奏動画をアップしました
http://2106.thbok.com/?p=1841

こういった演奏はかなり前から実践していたし、何より東京ドームでも演奏したので大きなトラブルも無く演奏できました。しかしSamplrは未来のサンプラーアプリです。今回の分でも機能の半分も使っていないので、これから全面に使った演奏も模索していきたいですね。iKaossilatorもずっと使い続けているアプリです。シーケンサーの歴史に名を残すツールだと思います。こちらも他のデバイスのiKaossilatorと同期出来るWist機能を使ったことがないので、これからの動画投稿で使っていきたいですね。2-3台あれば大体の曲は再現できるんじゃないでしょうか。

◆これから
というわけで優勝したわけですが、すぐに何か環境が変わるってわけでもないですw
賞金の使い道も特に決まっていないし、avexデビューらしいんですけどこちらもこれからって感じです。
Ableton LiveとPadkontrolを買ってからこういった演奏スタイルをするようになったんですが、単純に認められた感じがして素直に嬉しいです。どの楽器も使わず、しかしDJには出来ないような、演奏感があり伝わる新しいスタイルを模索し続けた結果、今はiPadでの演奏が行き着く先のひとつかなと感じています。
PCありきだとLunchPadを使った斬新な演奏動画も増えてきていますね。僕はイマイチ打鍵感がなじめなかったんですが、新製品も出るようなのでこちらもまた再挑戦したいですね。

まだまだやりたいことは沢山あります。
これを機にもっと色んな人に驚かれたり楽しんでもらえるような”何か”を、創造し、発信し続けられるように頑張っていきます。どうぞよろしくです!