m-floの新譜の中毒性について考えてみた

ちょっと不思議な事がありました。
m-floの新譜、SQUARE ONEが聞けば聞くほど良く聞こえてくるのです。
最初は正直そんな事なかったのに。。と思っていたら、同じ現象にかかっている人が身近にいました。
STRLabelのレーベルメイト、roopさん。
以下は一昨日の夜にたまたま開かれたSkype対談の一部です。
読みやすいようにこの話題以外の部分は削除しています。

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roop: こんばんは トムさんいますか?
tigerlily: いますよー
roop: おーどもども なんてことない話なんですが
roop: m-floの新譜聞いたんですけど、なんか謎の中毒性がありますねアレ
tigerlily: あ、それ言おうと思ってたんですよw
roop: wwww
roop: 何がよいのかがよくわかってないんですけど、なんか聴いてしまう
tigerlily: もう僕10回くらい聞いてます。稀です
roop: そうそう 自分もなんか毎日
roop: 例えばエレクトロだったらもっと巧くやれる人たくさんいると思うし
roop: ブレイクとか音周りも、取り立てて驚くような事もなかったんですけど・・・
tigerlily: メロディと聴感がすげえ良いんすよね
roop: やはりメロディなのか ちなみにインタビューで小室さんも言ってました
tigerlily: 似たようなことを小室哲哉がナタリーで言ってました。って打ってましたw
roop: ナタリーのやつ
roop: そうそうw
roop: 逆にパフュームのかしゆかは真逆な事言ってて笑いました
tigerlily: かしゆかェ・・・
tigerlily: まあm-floは皆聞いておいてソンは無いです。3回聞いてください。どっかのラーメン屋みたいだなw
roop: ほんとそう あとやっぱインタールードは前評判通りよかったです
roop: あと やはりEXPO EXPOも聴きたくなってきて聴いてるんですが
roop: やっぱり名作ですねコレ。あと10年先も通用しそうでこわい
tigerlily: ですね。やってることはそこまで変わってないんですよね。それがすげえ
tigerlily: 5年の歳月のなかで、タクタカハシに何があったのかすげえ気になりますね
roop: 根っこは変わらない感じですけど 側はガラッと変わりましたよね
roop: 根っこてのはなんかアルバム全体を通して聴いた感じが今も昔もかわらないなあといった感じ
roop: いい意味で
tigerlily: lovesやってたころのやつも異常にかっこ良いトラックあったりするし
roop: 宇多田のリミックス~ケミストリー 辺りの声のカットアップセンスは未だに追いつけないです
tigerlily: あれテレビのドキュメンタリー(たしか情熱大陸)で作ってる映像があって、数十分で作ってました。あなたが神か
roop: もう自分の中でパターンがあるんですね ご教授願いたい
tigerlily: 歌声の良い部分がどこか、常にアンテナ張りながら聞くって言ってましたね
roop: へー 自分も好きなフレーズをスケッチブックする という行為をしてた時期があるんですが
roop: 長く続かなかった。。
tigerlily: あれしんどいですよねw
roop: 最初はがんばるんですけどねw
roop: あ あと新譜のミゲルのやつ あれ完全にサンプリングなんですね
tigerlily: でしょうね、波形的にヨレてるところあるんで
roop: 録りおろしじゃないのかよ!と 商用でプロがああいうのをやるとは 的な
tigerlily: ぜひアレで紅白出て欲しいですねw
roop: wwww
roop: あれもブレイクとか凄い適当に組んだように聞こえるんですけどね
tigerlily: 全体的に、緻密すぎないように適当に組んだようなテイにしてますね。ぜったい考えに考え抜いた結果だとは思います
roop: その辺が謎なんですよね 解明できない
roop: そういえば インタールードの脚本はビバップとかエウレカの人がやってるっぽいですね なんかそんな気はした
tigerlily: あれもほんとに映像化しそうで怖いです
roop: おーやるかなー
roop: なんかダフトパンクっぽい入りのリズムの曲ありますよね
tigerlily: あー後半のやつすね
roop: そのまま踊って帰っちゃう系のやつ capsuleの新譜でも似たようなのあったので流行ってるのかな
tigerlily: このへんは1年前に洋楽でよくあった系な気がします
roop: 気付かなかった
tigerlily: 適当に組んだテイですけど、多分メロディを際立たせるためじゃないすかね
tigerlily: 今作結構音も空間処理殆ど無いし
roop: そう言われれば確かに ほとんど音が直線的ですよね
tigerlily: アレンジを凝ることで、全体的には良くなると思うんですけど
tigerlily: どこを聞かせたいか、という所ではストライクゾーンが薄くなると思うんです
roop: 最近だとジャンルは違いますがAdelとかもそうでしたよね
roop: なんか小室さんがいいこと言ってたんですが 確かに音数は年々減ってきてる
roop: あとこれもいいとこ突くなと思ったのが きっとリミックスもやると思うんですが というのも納得
tigerlily: ですね。他のジャンルではなかなか厳しいんですけど、エレクトロとかのクラブミュージックはアレンジ力が薄くても曲として成立するので、うまいこと考えたなと
tigerlily: 全部説明がつくんですよね。どうなってんだw
tigerlily: あえてアレンジを適当にするってのはコロンブスっすねほんと
roop: 結構シンプルにするって人はいっぱいいたと思うんですけど
roop: 適当ってのはいなかったと思うんですよね
roop: 適当っていうのも適切な言葉かちょっと微妙なんですが
tigerlily: シンプルとも違うんすよね。大雑把?w
roop: それは近いかも 音の作り方とかも粗くはないんですが、
roop: 超凝ってやってる感じもしないんですよね
roop: ただシンプルって言われるとそうでもないし
tigerlily: アレンジとしてのオプションを徹底的に排除して、感覚だけで音を置く感じかしら
tigerlily: オプション=1拍目のクラッシュシンバル とか
roop: だから結構隙があるんですよね そういうことなのか
tigerlily: 全てがボーカルメロディに集約されてる気がするんですよね
roop: いつもはm-floって声をすごい重ねてたんですけど 今回は1本モノが多いですしね
tigerlily: ほんとタイトル通りっすね
roop: そうきたか
roop: とにかく玉さんは聴いてみてくれ という事です 嗚呼、語れてよかった

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といった感じです。
注目すべき点は、2人とも最初から引きこまれた訳では無いところ。
しかし何故か繰り返し聞き、本来の良さに気づいていく。
それが何なのかは後半に核心を突くコメントがちらほらありますね。
僕の考察は「アレンジとしてのオプションを徹底的に排除して、感覚だけで音を置く」。
これはつまりクラブミュージックの原点であり、これに1つだけ要素を足す。
そう、J-POPのメロディです。

僕は今まで、緻密なアレンジ=素晴らしい曲 という構図だと思っていました。
が、それだと本当の意味での的は絞れていなかったのかもしれません。
m-floの新譜は、あえてアレンジを大雑把にし、メロディを際立たせた。
しかも微量なダブリングのみです。何という原点回帰=SQUARE ONEでしょうか。

記事を読んで気になった方、とりあえずは3回聞いてみてください。
自然とメロディを口ずさんでいるはず。そうなれば、m-floの術中にはまった証拠です。

SQUARE ONE – m-flo
m-flo offical website
soundcloud – tigerlily
soundcloud – roop
STRLabel