ハダカの王様 feat. TAKOPEO (Long Edit)を公開しました

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STRLabelのtigerlilyです。
あけましておめでとうございます。今年も皆さんよろしくお願いします。

さて、1/16よりBMSコンピレーションwebアルバム「Groundbreaking 2015」が公開されました。僕は1曲提供してまして、今日はその楽曲のお話をしたいと思います。

まず企画についてご説明しましょう。
去年2015年の秋にBMSのイベント「BOFU2015」が開催されました。
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このイベントで登録された楽曲(BMS)から抜粋された各アーティストがロングバージョンやリミックスを施し、リスニング用にチューニングしたコンピレーションアルバムの企画が「Groundbreaking」というわけです。

今回の僕の作品は「ハダカの王様 feat. TAKOPEO」というタイトルです。

「ディスる」「DISる」 とは、「否定する」「軽蔑する」「侮辱」 といった意味の言葉です。

 元々は英語の否定形 「Dis」(否定する、「非」「不」 といった意味) とか、あるいは 「リスペクト」(Respect/ 敬意、尊敬) に接頭して反意となる 「Dis Respect」(リスペクトできない、軽蔑する) などから来た言葉で、アメリカの工業技術系の人たちや音楽産業の人たちが、他人や他人の作品などを批判する時に使う言葉が元となっています。

出典:同人用語の基礎知識

hiphopというと「ディスる」という文化があります。今回はこれをうまく楽曲に活用しようと考えました。
もちろん的はずれなディスは非常に恥ずかしいですし、直接的になっても空気感的におかしなことになります。
そこで知り合いのBMS作家達に「ディスっていい?」とお伺いを立て、OKをもらったところにやんわりディスる歌詞を盛り込みました。
もちろん、そのほかにも様々な要素の「ディス」を盛り込んでいます。ぐぬぬ、となっていただけたら幸いです。
かなり直接的なディスは避けたつもりですが、傷ついた方がいたら謝ります。ほんとにごめんなさい。
ほぼすべての歌詞はこの楽曲のMC、TAKOPEOくんが手がけています。
ロングバージョン収録に伴い、うまく歌詞も考えてくれました。BOFU2015の時はショートバージョンだったんですが、それをプレイしたり聞いた方はより面白い内容になっているかと思います。

楽曲に関しても解説したいと思います。
さらっと聞けば気づかないかもしれませんが、この楽曲はアクセントとセクションの周期をトリッキーにしています。
基本的な楽曲は各セクションが4の周期(8か16小節)になっているんですが、この楽曲の1番は以下のとおりです。

intro:4
A:8
B:8
A:8
C:8
D:10

最後だけおかしいことになってます。
なぜこうなっているかというと、セクションCからのコード進行をセオリーから2拍ずらして(早めて)スタートさせているためです。
本来ならセクションDは2小節多いため変に聞こえるはずですが、うまくコード進行をパズルしてスムーズに聞かせている感じです。
これはBMS楽曲の演奏時間が2分以内が望ましい、という暗黙のルールに乗っ取るためでもあります。(ショートver.の演奏時間は1:51)
このアイディアはこの楽曲から着想を得ました。この楽曲の各セクションの小節数を数えてみるのも面白いと思います。

あとアクセントの位置もトリッキーにしています。
基本的には1拍目をアクセントにする(シンバルなどを配置する)んですが、この楽曲はわざと2拍目と4拍目をアクセントにしています。
hiphopの楽曲はMCが主体になるため、メロディーの起伏がどうしても少なくなります。単調なバックトラックを防ぐため、トリッキーなアクセントを採用しました。そのため裏拍でしかバスドラムを使っていなかったり、ドラムのフィルインが不思議な位置から始まっていたり、ベースのフィルインが重要な役割を担っていたりと色々な工夫を凝らしていますので、そのあたりも注意して聞いていただければ嬉しいです。

最後にこの楽曲は「Groundbreaking 2015」のサイトよりダウンロードできます。
他に抜粋された楽曲もぜひ聞いてみてください。
Groundbreaking -BOFU2015 COMPILATION ALBUM-